治療をする際には、必ずおこなっています。
治療する箇所の歯だけを留め金でとめて、他の場所は覆われてる方法です。
またこの留め金が、舌や唇をガードしてくれる役割もあります。
子供と大人の口の中は、大きさはもちろん構造も違います。
口が小さい分、唾液もたまりやすいし舌もより歯に近い位置にあります。
そのため、歯など削ってる時などに急に動いてはとても危ないのです。
また診療中に不幸にも小さいお子さんが事故にあうケースは、誤飲がほとんどです。
この誤飲をさせないためにもラバーダム法は不可欠なのです。
事故がある度に、私としては大学病院等でしっかり小児の治療の訓練を受けてきた専門医の先生に治療を受けていたらなあとつくづく思います。
診療科名のなかに「小児歯科」の記載がある歯科医院もたくさんあります。
しかしこの標榜があるからといって、すべてが子どもの治療にくわしい歯科医院とはかぎりません。
なぜなら、日本では診療科名を自由に標榜していいことになっているので、専門でなくても看板に掲げることができるからです。
看板に「小児歯科」とあってもその先生が小児歯科の専門でない場合、「子どもの治療も行ってもらえる」くらいに考えておいたほうがいいと思います。
専門医であれば子供の治療にも慣れていますし、ラバーダム法をおこなって治療しています。