2012年3月13日火曜日

シーラントとは


赤い部分がシーラントです

歯科医院で行う虫歯予防で、一般的に知られているものはフッ素塗布だと思いますが、その他にシーラントと言う処置もあります。

シーラントは歯の溝の部分をきれいに清掃して、お薬を流し込みコーティングする処置です。
保険診療で受ける事ができます。

溝の部分は、しっかり磨いているつもりでも磨けてないことが多く、また飴やチョコレートなど咬んだりしたものが歯の溝に残りっぱなしだと、そこから虫歯になってしまいます。

生えたての歯は特に注意が必要です。

当院では歯に負担がなく、またフッ素が入っているシーラント剤で使っていますので、溝の部分が硬く丈夫になっていきます。

当院のシーラントは、かみ合わせがだんだん変わっていく成長のお子さんのために、やわらかい素材の物を使っているため、歯磨きや食事をしていくうちに磨り減ってなくなっていくこともありますが、だいたい半年ぐらいは残っているので、なくなったら足すことも可能です。

半年ぐらい経つと定期検診時期になりますので、必要があれば処置を行います。

こうした予防処置は、ずっとやり続けるものではなく、歯が生えてから2年間の間に行う事が有効です。

親知らずを除くと永久歯で最後に生えてくるのが、12歳臼歯と呼ばれてる歯です。

だいたい12歳ごろに生えてくるためそう呼ばれているのですが、その歯がしっかり育つまでの約2年間15歳未満ぐらいまでは、予防処置が重要です。

院内掲示