2012年7月13日金曜日

乳歯の外傷について

小さいお子さんが転んで前歯をぶつけたりすることは、多々あることです。

その際、すぐに症状がでなくても後々になって歯の色が変わってきたり、動揺が著しくなったりと変化が出てくる事があります。

その時その時で、きちんとした治療がなされれば問題はないのですが、最悪の場合、歯が抜けてしまう事もあります。指しゃぶりをしすぎた場合も脱落することもあります。

抜けてしまった時期にもよりますが、4歳未満で抜けてしまった場合はその抜け落ちた場所の確保が必要になります。

なぜなら、この時期は発音を形成するのに大事な時期であり、空いた場所から舌を出すような癖が出てきやすいからです。そうなると歯並びにも影響が出だし、空いた隙間に両脇の歯が倒れてきて、いざ永久歯が萌出しようとした時期に場所がないことも出てくるからです。

かならずそうなるとは限りませんが、定期的に歯科医に診てもらう必要があります。

もし早期に歯がなくなった場合は、自費になりますが当院では空隙を保つ装置をつけることをお勧めしています。

前歯が抜け落ちたお子さん
装置が入ったところ